国際問題

【わかりやすく解説】サウジアラビアの石油施設攻撃はなぜ?アメリカは黒幕をイランと主張?

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報道番組で「サウジアラビアの石油施設が空爆で爆破された!」「アメリカはイランを黒幕と主張!」「なんで石油施設を爆破したの?」など、なかなか内容が難しくて頭に入ってきませんよね。

国際問題は、難しい言葉や表現が多く、流して見てしまうものです…………。

しかし、「わかりやすく」「簡単」に内容を知りたいですよね?

今回は、『サウジアラビアの石油施設の攻撃』について、わかりやすく解説していきます!!

以上となっています、どうぞ最後まで楽しくお読みください!!

【わかりやすく解説】サウジアラビアの石油施設攻撃はなぜ?

サウジアラビアの石油施設が攻撃されたニュースは、ただの爆破事故ではなく、国際問題に発展する極めて重要なこと。

日本への影響はもちろん。戦争などを引き起こす恐れもあります!

なぜ、サウジアラビアの石油施設が攻撃されたのか?

わかりやすく解説していきます。

サウジアラビアの石油施設の場所はどこ?どうやって攻撃された?

2019年9月14日未明にサウジアラビアの石油施設が攻撃されました。

攻撃された石油施設の場所が、国営石油会社サウジアラムコの

・アブカイク

・クライス

・施設計19カ所

アブカイク

全部で19ヶ所が爆撃され、サウジアラビア国内はパニックに陥りました。

攻撃された武器などは?

サウジアラビア国防省は9月18日、イランの巡航ミサイル7機ドローン18機による犯行だったと主張。

引用元:JBpress

無人航空機(UAV)といわれる、爆撃用のドローンを使用とのこと。

ミサイルやドローンの破片

石油施設を攻撃したドローンは、1500km飛行できる新型であったと言われていますね。

犯行は1500km圏内の隣国の可能性が高く、攻撃をレーダーなので事前に防げなかったのか?と疑問に思いますが、ドローンを使用した理由がありました。

ドローンは大量の爆弾を積めないため、巡航ミサイルに比べれば圧倒的に破壊力が劣る。

ドローン攻撃はあくまで巡航ミサイルの代用品。戦艦や空母を撃沈することはできず、ミサイルを手に入れられない集団が、テロや破壊工作に使用する程度

引用元:ブログス

爆発の破壊力は落ちるものの、簡単に扱えるのがドローンのメリットですね。

軍事資金がない組織には、欠かせない無人兵器になるのです!

サウジアラビアは空防システムに数千億円かけていて、わずか数万円のドローンに攻撃されたと、なんとも情けない結果になりました。

ここで気になるのが、「誰が?どの国が?攻撃したのか?」という問題です!

解説していきますので見ていきましょう!!

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石油施設攻撃はフーシ派と主張!?アメリカは黒幕をイランと主張?

サウジアラビアの石油施設攻撃は、イエメンを拠点に活動しているフーシ派が犯行声明を発表しました。

「自ら、攻撃したのは俺らだ!」と声明をあげましたね。

われわれの手はいつでも、どこへでも望むがままに伸ばすことができるということをサウジに対して断言する。
攻撃を受けた施設にいないよう企業や外国人に警告する。なぜなら石油施設はわれわれの攻撃射程内にあり、いつでも標的になり得るからだ

フーシ派は、サウジアラビアの南隣にあるイエメンに拠点をもつ、反政府武装組織です。

イエメンの大統領、ハーディー政権と対立している武装組織ですね。

イエメン大統領 ハーディー

 

反政府武装組織を簡単に言うと

大統領政権に反対している人達

フーシ派はハーディー大統領政権と対立して、現在も内戦中。

「今後もサウジアラビアの石油施設を攻撃する」と表明もしています。

しかし、アメリカは「この攻撃はイランによるものだ」と主張していますね。

空爆したのは自分たちだと、フーシ派は言う。アメリカはイランだと主張する。

引用元:NEWS JAPAN

フーシ派は自ら手をあげて「空爆した!」と行っていますが、アメリカの主張はイランです。

イラン側は完全否定しています。

イランは一切の関与を否定している。

引用元:NEWS JAPAN

ややこしくなってきました笑。

まとめてみると

・サウジアラビアの石油施設攻撃はフーシ派が自ら主張。

・アメリカは黒幕はフーシ派ではなくイランと主張。

・イランは攻撃してないと主張

フーシ派→「俺らがやった!」

アメリカ→「違う!イランがやったんだ!」

イラン→「やってません」

こんな感じで、言い合いになっていると思ってください笑。

しかしなぜ、フーシ派はサウジアラビアの石油施設を攻撃し、アメリカはイランを犯人にしようとしているのか?

サウジアラビア、フーシ派、アメリカ、イランの4つの関係を知ると、もっと理解していきます!

早速、4つの関係性を見ていきましょう!!

まずは中東情勢の構図を見る!!アメリカ・サウジアラビア・フーシ派・イランの複雑な関係とは?

今回のサウジアラビア石油施設攻撃は、かなり複雑な中東情勢を理解しないと把握できません!

まず、この米イランの対立をめぐる構図をみていきましょう。

引用元:朝日新聞

まず、イエメンでは現在進行系で内戦が起きています。

イエメンには2つ分けられて、「ハーディー大統領政権」「反政府組織フーシ派」が対立しています。

ハーディー大統領政権にはサウジアラビアが支援していて、逆にフーシ派にはイランが支援しています。

ということは、サウジアラビアとイランも仲がよくありません。

そして、アメリカはサウジアラビアを支援しています。

そうなると、アメリカもイランと仲がよくありません。

まとめますね!

仲がいいグループA

・ハーディー政権

・サウジアラビア

・アメリカ(Aグループの中で一番力がある)

仲が良いグループB

・フーシ派

・イラン(Bグループの中で一番力がある)

そりぁ、AとBは仲が悪いですよね!

この関係をみてみると、 Aの番長(アメリカ)がBの番長(イラン)に「黒幕はお前だろ!!」と行っている意味がわかりますよね!

フーシ派によってサウジアラビアを攻撃しましたが、フーシ派の番長であるイランが後ろで手を引いてるのはなんとなくわかります。

そのことが、アメリカは主張したいことです。

イエメンの内戦、サウジアラビア石油施設攻撃も、もとは宗教の問題が大きいです。

イスラム教は大きくわけて

スンナ派

シーア派

があり。

スンナ派

・サウジアラビア(リーダー)

・ハーディー大統領政権

シーア派

・イラン(リーダー)

・フーシ派

など、内戦や国際問題は宗教の宗派などが、複雑に関係しています。

日本人には馴染みがないので「宗派の違いだけで殺しあうの?」と理解できないですよね!

しかし、宗教問題の争いは今後も耐えません。

上記でも説明したように、簡単に説明するとAグループとBグループが喧嘩している訳ですね!

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サウジアラビアの石油施設攻撃はなぜ?本当の理由は?

サウジアラビアの石油施設攻撃はなぜ行われたのか?理由が気になりますね。

今回の攻撃はフーシ派によるもので、イランも関与している背景があると思いますが、衝撃は政治的な意味においても大きかったです!

フーシ派を支援するイランは、核開発問題をめぐりトランプ政権から「最大限の圧力」を受けてきた。

引用元:YAHOOニュース

もともとイランは、核開発問題でアメリカ・トランプ政権から圧力を受けていました。

アメリカのトランプ大統領

内容としては。

イランは核開発を行っている可能性があり、イラン側から「核開発をしたい」と主張。

アメリカ側は2015年の「イラン核合意」を一方的に破棄し、アメリカはイランに対し圧力をかけ続けていました。

しかし近年、アメリカのトランプ政権はイランに対しての圧力を緩和し、その行動でイランが少しでも考えが変わるのではないかと様子を見ていました。

そのタイミングでのサウジアラビアへの攻撃。

アメリカは直接的なダメージではないが、周りから攻撃した『反発のメッセージ』といえますね!

フーシ派、イランはアメリカとの交渉を望んでいないと思います。

相手に侮られて不利な取引を結ぶことを避けるために、自らの存在感を大きく見せるため、あえて交渉決裂も辞さない行動に出ることは、交渉では珍しくない。

引用元:YAHOOニュース

アメリカとの正面衝突を避けるために、フーシ派を使い、間接的なサウジアラビアの石油施設に攻撃したと言われています。

今回の攻撃は「安売りはしない」というアメリカへのメッセージになる。

引用元:YAHOOニュース

「イラン核合意」を破棄して、ずっと圧力をかけ続けてきたアメリカが、圧力を緩めて、「ちょっとは仲良くしようよ」というサインを踏みにじった感じですね。

イランは「我々はいつでもあなたの敵だ」と言っているようなもの。

これにはアメリカも頭にきますね!

フーシ派はサウジアラビアの石油施設攻撃でアメリカに、下記のような事を思わせるための戦略ともいえます。

このまま本当にイランとの衝突に至ることはまずい

直接的にアメリカの施設やアメリカ人を傷つけないで、周りから攻撃をして、無言のメッセージのようですね。

根本を言うと、核開発を拒否したのが発端かも知れません。

憶測とアメリカ・イランの関係性から解説しましたが、本当の真相はわかりませんね!

サウジアラビアの石油施設攻撃で世界各国の影響は?

石油施設を攻撃の被害は、かなりのダメージを追ったのが事実。

サウジアラビアの原油生産量の50%も減少したと言われています。

石油生産が半減したほか、原油価格が過去最大の値上がりとなった。

世界では原油供給量の約5%にあたり、石油施設が攻撃されたので、石油が不足しますね。

日本はサウジアラビアから最大4割は輸入しているので、結構な被害はあり、値段も高騰すると思います。

石油高騰の恐れより、戦争の心配のほうが大きいですね。

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【わかりやすく解説】フーシ派は過去にもサウジアラビアをドローンやミサイルで攻撃!?

イエメンのハーデイ政権の支援をしていたサウジアラビアですが、以前からイエメン内戦にも手を貸していて、フーシ派に対してたびたび攻撃を繰り返していました。

逆に、フーシ派もサウジアラビアには過去に複数攻撃がありましたね。

フーシ派はこれまでにもしばしば、サウジの油田や国際空港などにドローンやロケットで攻撃してきた。

引用元:YAHOOニュース

過去の攻撃は場所の位置や規模が小さく、大きな被害はなかったのですが、今回の攻撃はインパクトが違いすぎて大きな被害に。

この大きな攻撃は「本当にフーシ派のものか?」と疑問になっています。

フーシ派は軍事力も弱く、今回の攻撃は破壊力が強すぎて「こんなミサイルや軍事力はあったか?」と言われています。

イランやイラクから発射された、何らかの巡航ミサイルだったという可能性もある

引用元:NEWS JAPAN

攻撃能力が高すぎて、イランやイラクの可能性があるとも言われています。

フーシ派とイランの無人航空機(UAV)が似ている!?イランがフーシ派に武器システムを提供か?

今回の爆撃は、「距離」「精度」「規模」が過去の攻撃とはまったく次元の違うものだったと言われています。

だから、アメリカは「イランが黒幕じゃ!!」と主張しているのですね!

フーシ派の無人航空機(UAV)がイランの武器と似ていると噂されています。

イランはフーシ派と関係が深く、武装UAVだろうがミサイルだろうが、長距離攻撃能力の開発支援に重要な役割を果たしたことは、疑いようもない。

国連安全保障理事会の専門家パネルは2018年に、フーシ派のUAV「カセフ1」とイラン製の「アバビルT」が非常に似通っていることを指摘している。

引用元:NEWS JAPAN

専門家パネルという、『軍事武器の調査や監視する実行部隊』で、国の武器を監視したり調査したりする人のことを言います。

その、専門家パネルの人が

フーシ派のUAV「カセフ1」

・イラン製の「アバビルT」

の2つの武器が似ていると主張しています。

イランがフーシ派に武器の製造技術や部品などを、裏で手を引き行っているという事実があります。

今回の武器も、イランに関与した武器である可能性が高いらしいですね。

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【わかりやすく解説】サウジアラビアの石油施設攻撃の問題は、今後どうなる?

石油施設攻撃の問題は、今後どうなってしまうんでしょうか?

この国際問題は、日本人だからといって無視はできない問題です。

イランのジャバド・ザリフ外相は米CNNに出演し、このように語っていました。

ジャバド・ザリフジャバド・ザリフ
事件には一切加担していない

と完全否定していて

アメリカかサウジアラビアがイランを攻撃した場合は、全面戦争となる他はない

攻撃に転じる姿勢を表明、戦争は避けたいものです!!

アメリカ、サウジアラビアも今後の行動は慎重なるべきです。

しかし、サウジアラビアのムハンマド皇太子は、トランプ氏と電話で会談して

ムハンマド皇太子
サウジが反撃の意志も能力もある

と伝えたそうです!

戦争の意志を伝えている感じもしますが、今後、戦争が起こらないことを祈るばかりです。

まとめ

サウジアラビアの石油施設攻撃を、かわりやすく解説しました。

今後の動向が気になりますね、注目していきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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